はじめに
横浜マラソン2023では、走力が近いランナーが同じブロックからスタートすることにより、スタート後の無理な追い越しや接触・転倒のリスクを少しでも減らしたいと考えています。
そのために、大会記録と予想タイムを申告していただき、走力を推定し、ブロック分けの参考とします。
また、公式記録にネットタイムを採用しているので、後方のブロックからスタートしても慌てずゆとりをもってスタートしていただけます。 安全・安心な大会を目指し、皆さんのご協力をお願いいたします。
公式記録
横浜マラソン2023は、ネットタイムを公式記録とします。
ネットタイムとは
ネットタイムとは、大会スタート時のピストルが鳴った時から全てのランナーのタイム計測が一斉にスタートされるのではなく、それぞれのランナー毎のスタートラインからフィニッシュラインまでの時間を計測するタイムです。
スタート方式
指定のスタート待機ブロックに分かれて待機し、スタッフの指示に従ってスタートします。
■スタート待機ブロックの設定方法
申告タイム(下記参照)によって走力順にスタート待機ブロックを設定します。
大会記録を証明できるものがなく、予想タイムを申告するランナーや大会記録に不備のあるランナーは大会記録のあるランナーの後ろの待機ブロックに並んでいただきます。
ネットタイムを公式記録としますので、自分の走力に合ったブロックから安全にスタートできるよう大会記録・予想タイムを申告してください。
■グループについて
グループ(2~5人)で申し込みをする方も、それぞれ個人毎に申告タイムをもとにしたスタート待機ブロックを指定します。
グループのメンバーで同じブロックからのスタートを希望する場合、一緒に走るメンバーの中で、最も後ろのブロックの方と同じブロックからスタートしていただきます。
申告タイムについて
■申告タイムによるスタート待機ブロックの設定
申告タイムとは、走力を証明できる大会記録(フルマラソン・ハーフマラソン・10㎞・みなとみらい7kmランのいずれか一つ)と予想タイムとなります。
待機ブロックへのランナーの割り振りは、①走力を証明できる大会記録がある場合は大会記録を採用し、②大会記録がない場合や大会記録の記載に不備があった場合は予想タイムを採用して設定します。
予想タイムは、ご自身の走力を把握した上で達成可能な範囲でのタイムでの申告をお願いします。
なお、大会記録に虚偽の申告が判明した場合、最後尾のブロックからスタートしていただきます。
※大会記録を申告する方は予想タイムも記入してください。
■大会記録の確認及びタイム換算について
申告いただいた大会記録の確認を行うことがあります。フルマラソン以外のハーフマラソン・10㎞・みなとみらい7kmランのタイムを申告された場合、下記の係数を用い、フルマラソン完走相当に換算したタイムでの待機ブロックの設定を行います。
係数は、一般的な方法・文献と過去の横浜マラソンのタイムを参考に事務局独自に設定しています。
タイム換算方法
■フルマラソン
大会記録をそのまま採用
■ハーフマラソン
大会記録に係数(2.5)を掛け換算
■10㎞
大会記録に係数(5.5)を掛け換算
■みなとみらい7㎞ラン
大会記録に係数(8.0)を掛け換算
換算例 例 )各大会記録⇒換算タイム
■フルマラソン
4時間00分(×1.0)⇒ 4時間00分
■ハーフマラソン
2時間00分(×2.5)⇒ 5時間00分
■10㎞
60分(×5.5)⇒ 5時間30分
■みなとみらい7㎞ラン
40分(×8.0)⇒5時間20分
■予想タイムについて
エントリーの際に走力を証明できる大会記録のない方は、申し込み時の走力で考えられる「予想タイム」を入力してください。
過去、多くのランナーのみなさんが、当日完走したい「目標タイム」を予想タイムとして申告していましたが、これまでの横浜マラソンでは、実際のタイムは、申込時の予想タイムより平均1時間以上遅くなっています。
フルマラソンは、レース中の給水・給食やトイレなどの時間も必要ですので、その時間も加算した予想タイムの入力をお願いします。 大会へお申込いただく前に実際に10㎞程度を走り、ご自身のフルマラソン完走ペースを改めて確認していただくことをお奨めします。
■参考
【走力とペースについて】
フルマラソン(42.195km)には、30㎞や35㎞の壁と言われる疲労のピークがあり、後半になるほど自分のペースを保ちづらくなってきます。フルマラソンの距離を前半と後半に分けた場合、多くの方は後半が30分~1時間程度遅くなることが多いようです。自分がどのくらいのタイムで走れるかを予想する時は、現在走ることのできるペースを把握し、その時間に30分~1時間を加えたタイムが現実的です。
例)フルマラソンを4時間30分で完走するために同じペースで走る場合、1km/6分24秒のペースで走ることになります。
後半が前半より30分遅くなると仮定した場合、前半(21.0975㎞)は 1km/5分41秒のペースで走ることが必要となります。(1㎞あたりのペースで約45秒速いペースで走ることが必要となります。)
【 4時間30分で完走】
・前半(0~21km)1km/5分41秒ペース・後半(21~42km)1km/7分10秒ペース
※平均1km/6分24秒ペース