1.マラソンに潜むリスク
マラソンは心停止が起きる可能性のあるスポーツです。国内のフルマラソン大会では5万人に1人の割合で心停止が起きているというデータ(※)もあります。横浜マラソンでも、過去にランナーの心停止等の事例が発生しています。
自分には関係ない!と思うことが事故につながります。自分の身体と向き合って、賢く、元気に、ランニングを楽しみましょう。横浜マラソン2024は、大会に参加いただくランナーの皆様にとって、今後の健康づくりに役立つ大会を目指します。
※マラソン大会における心停止の発生頻度(2013年国士舘大学)
マラソンに取り組む市民ランナーの安全10か条
- 普段から十分な栄養と睡眠をとりましょう。
- 喫煙習慣をやめましょう。
- メディカルチェックを毎年受けましょう。
- 生活習慣病がある方は、かかりつけ医とよく相談しましょう。
- 計画的なトレーニングをしましょう。
- 気温、湿度に適したウエアの着用と、適切な水分補給をしましょう。
- 胸部不快感、胸痛、冷や汗、フラツキなどがあれば、すぐに走るのを中断しましょう。
- 足、膝、腰などに痛みがあれば、早めに対応しましょう。
- 完走する見通しや体調に不安があれば、やめる勇気を持ちましょう。
- 心肺蘇生法を身につけましょう。
(日本体力医学会ガイドライン検討委員会、公益財団法人日本陸上競技連盟医事委員会)
2.マラソンを走る前に、かかりつけ医に相談しましょう
リスクファクターとは
これらの項目は、心筋梗塞や狭心症になりやすい危険因子です。
メディカルチェックについては、かかりつけ医またはお近くの医療機関等へお問い合わせください。
■横浜市スポーツ医科学センター スポーツ版人間ドック「SPS」
3.「横浜マラソン2024」救護体制について
ランナーの安全を守る救護体制~総勢600名超の救護スタッフ体制
身体に異変を感じた時、また、けが人や病人を発見した時は、沿道で皆様を見守るFR隊に声をかけてください。元気なランナーのみなさんは笑顔をお願いします。
モバイルAED隊とは?
電動自転車で移動をしながら、AEDと無線機を持ち、コース上を巡回します。
救護所の目的
救護所では緊急の事態に対して命を守るための一次救命活動を優先します。救護所で処置を受けた場合は失格となる場合があります。治療やマッサージ、消炎スプレー・湿布等のサービスは行っておりませんので、必要な方はご自身で用意してください。
いざというときに
心肺蘇生の手順、AEDの使い方(横浜市消防局)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/kyukyu/okyu/20130324155902.html
4.熱中症対策について
ランナーの皆様、必読です。
近年の予測不能な気候状況により、10月開催のマラソン大会でも熱中症のリスクがあります。当日の気温や湿度、ランナーの体調次第では誰にでも起こりえます。
是非こちらの「横浜マラソン2024における熱中症対策」をご覧の上、安全にマラソン大会完走を目指してください。