◎SDGs(持続可能な開発目標)を意識した取組
持続可能な開発目標(SDGs)の視点から、サステナブルな大会運営の向上を目指して取り組むことで、横浜の街づくりに寄与し、大会の質の向上を図ります。
横浜マラソンでは、2019大会からサスティナビリティを意識した取組を行ってきました。2021年は、その取組を強化すべく、「5つのP※」のうち、特に3つのPに着目した取組を推進することで、「豊かな自然のもとで、すべての人が健康に暮らし、協力し合える世界」の実現に寄与することを目指します。
※5つのPとは
People【人間】/Prosperity【繁栄】/Planet【地球】/Peace【平和】/Partnership【パートナーシップ】
2015年国連総会で採択された「2030アジェンダ」において、SDGsの17のゴールは、それぞれの特徴から持続可能な開発のキーワードとして「5つのP」に分類している。
これまでの取組一覧
本大会だけでなくプレイベントなどを通して運動することの楽しさ、ボランティアとしてスポーツにかかわることへの充実を体感する取り組みを行なっています。さらに横浜マラソンチャレンジ枠を活用したチャレンジきっぷ事業は、他のマラソン大会とも連携し、多くの皆様の定期的な運動の機会をつくる上でのきっかけ作りとなっています。
競技用車いすを用いた種目だけでなく、伴走者とともに日常用車いすでも参加できる2km車いす種目を設定し、すべてのランナーが参加しやすい大会づくりに取り組んでいます。
プレイベントでは、プロコーチやオリンピアンにご協力いただき、記録更新、完走など参加した皆さんが目標に近づけるような機会を用意しました。
楽しく、安全なランニングに向けて、2回のプレイベントを実施いたしました。
日々のトレーニングや大会本番に活用できるテクニックなど、さまざまな角度からランニングをサポート!
初心者の方やブランクのあるランナーなど、誰もがマラソンにチャレンジできる環境づくりを目指しています。
今大会から「女性ランナー優先枠」を新設。女性ランナーを対象にしたプレイベント「 YOKOHAMA TALK ❤ RUN FOR WOMEN」の実施、託児サービスの実施など、フルマラソンに挑戦する女性のみなさんの目線で参加環境の向上を図っています。
そのほか完走の目安になる距離看板、ペースランナー、施設の整備などを通して、マラソンに参加しやすい会場・コース環境づくりを行い、女性ランナーはもとより“誰もが参加しやすい大会”を目指します。
ランナーの先導車両には、日産自動車の電気自動車を採用し、CO2排出量の削減に取り組んでいます。
横浜市スポーツボランティアセンターと連携し、大会運営だけでなく、関連イベントにおいても積極的にボランティアの参加を促し、大規模イベントへのかかわりを提供しています。
★横浜市スポーツボランティアセンターWEBサイト
植物由来素材を使用した参加者、ボランティア活動袋の製作や制作物にFSC認証紙を活用するなど、環境に配慮した取り組みを展開しています。
海外の参加者と共につくる大会を目指して、「外国人枠」を2015年から約2倍に増加して、1,000人に拡大。
横浜開港160周年を記念し、 「横浜」や「横浜マラソン2019」の魅力を海外に向けて発信し、世界から選ばれる大会に向けて、外国人ランナーが参加しやすい環境づくりに取り組んでいます。
※「横浜マラソン2021」は新型コロナウイルス感染症の影響により、外国人枠の募集は行っておりません。
■“Y-SDGs”認証事業者として決定
横浜マラソンの取組が、令和2年度第2回認証事業者として、横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”に認証されました。
SDGs未来都市「横浜」として
横浜市は2018年6月に内閣府地方創生推進室から全国の自治体を対象に募集し ていた「SDGs未来都市」及び「自治体モデル事業」に選定されました。世界共通の目標であるSDGsの視点で、“環境を軸に、経済や文化芸術による新たな価値を創出し 続ける都市”をビジョンとして掲げました。
ビジョンを実現する取組として、“連携”による横浜型「大都市モデル」創出事業を推進 します。「ヨコハマSDGsデザインセンター」を創設し、様々な主体のニーズ・シーズを 分野・組織横断的につなぐことで、環境・経済・社会的課題の統合的解決型「大都市 モデル」を創出します。
横浜は、市⺠力を生かした公⺠連携によってSDGs(持続可能な開発目標)の達成 を目指しています。主体的、先進的に取り組む多くの企業や団体の皆様がヨコハマSD Gsデザインセンターを通じて、より広い視野で社会課題に取り組み、解決方法を見い だし、横浜発の「大都市モデル」として国内外に発信していくことを目指します。
SDGs(持続可能な開発目標)とは
Sustainable Development Goalsの略。
人類が直面する課題に対処し持続可能な世界を実現するため、2030年までに達成すべき目標として2015年に国連総会で採択されました。経済成長、社会的包摂、環境保護、貧困対応に関する17の目標と、それらを達成するための169のターゲット、および230 の指標で構成されます。